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幽霊画・妖怪画掛け軸の買取|取扱いと手放し方のご相談も
幽霊画とは、幽霊や妖怪を主題に描かれた絵画で、江戸期から夏の座敷に掛ける習わしがありました。幽霊画・妖怪画の掛軸には、一定の愛好者と収集の市場があります。多少の傷みがあっても評価される場合があり、扱いに困って処分される前にご相談いただければと思います。供養や処分の選択肢もあわせてご案内します。

幽霊画・妖怪画掛け軸の買取対応品目
このページの要点
- 幽霊画・妖怪画の掛軸には一定の愛好者と収集の市場があり、多少の傷みがあっても評価される場合があります。
- 価格帯:印刷・複製の幽霊図0〜3,000円/近現代作家の幽霊画5,000〜10万円/江戸〜明治の肉筆幽霊図(絵師不明)2万〜30万円/地獄絵・六道絵3万〜40万円/妖怪画・百鬼夜行図1万〜50万円/江戸期の著名絵師による幽霊図30万円以上(極め箱があり伝来が追える場合)。
- 評価される理由:描かれた点数が少なく、図像が典型的で描き込みの多いものに収集需要があります。
- 家に置きたくない場合:買取のほか、寺社での供養、自治体での処分という選択肢をご案内します。
- 実績例:寺院伝来の地獄絵 六幅(そろい)28万円、江戸後期の肉筆幽霊図(絵師不明)12万円という取引例があります。
怪異を主題とした軸装作品を対象としています。江戸から明治にかけての肉筆が中心ですが、近現代の作品もお受けします。
- 幽霊図。足のない女性像、柳の下に佇む姿、白装束の人物など。
- 妖怪画。百鬼夜行、化け猫、天狗、河童、鬼を描いたもの。
- 地獄絵・六道絵。閻魔王と地獄の光景を描いたもの。
- 骸骨図、九相図(遺体の変化を描いた仏教絵画)。
- 鍾馗図、疫病除けの絵。魔除けとして掛けられてきたもの。
- 妖怪を描いた絵巻・画帖・版画。
これらは寺院の絵解きに用いられたり、夏の床飾りとして掛けられたりしてきた品です。特別な扱いを要する不吉な物というより、日本絵画の一分野として査定します。
幽霊画の買取価格帯の目安
点数が少ない分野のため、条件が合えば比較的しっかりした金額になります。ただし複製や近年の作は他の画題と同様に評価が控えめです。
| 区分 | 買取価格帯の目安 | 上限側に振れる条件 |
|---|---|---|
| 江戸期の著名絵師による幽霊図(真筆) | 30万〜数百万円 | 極め箱、伝来が追える、図像が典型的 |
| 江戸〜明治の肉筆幽霊図(絵師不明) | 2万〜30万円 | 迫力があり、時代の表装が残る |
| 妖怪画・百鬼夜行図 | 1万〜50万円 | 描き込みが多く、状態がよい |
| 地獄絵・六道絵(寺院伝来) | 3万〜40万円 | 大幅で彩色が残る、揃いである |
| 近現代作家の幽霊画 | 5,000〜10万円 | 作家の知名度、共箱 |
| 印刷・複製の幽霊図 | 0〜3,000円 | 表装が実用に耐える状態 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
種類別の比較は掛軸買取相場・価格表をご覧ください。
幽霊画に価値が付く理由と評価のポイント
幽霊画は、江戸から明治にかけて夏の掛物として、また寺院の絵解きの道具として描かれてきました。現在も次の理由から一定の需要があります。
- 点数が少ない。もともと描かれた数が限られ、扱いに困って処分された品も多いため、市場に出る数が少ない分野です。
- 収集の対象になっている。近年は美術館での展覧会も行われ、日本絵画の一分野として関心が持たれています。
- 美術館や寺院からの需要がある。地獄絵や九相図は、宗教史・美術史の資料として求められる場合があります。
- 海外からの関心もある。妖怪画は日本独自の主題として注目されることがあります。
評価で見るところ
- 肉筆かどうか。斜光で絵具の盛り上がりを確認します。
- 絵師が特定できるか。落款・印章・箱書を確認します。
- 図像の典型性。柳と幽霊、足のない下半身の消え方など、幽霊画としての定型を備えているか。
- 迫力と描写力。表情、髪の描き込み、墨の滲みの使い方。
- 時代。紙・絹の古び方、表装の様式。
状態が悪くても評価される場合があります
幽霊画は保管が敬遠されがちで、シミや虫食いがあるのが通例です。数が少ない分野のため、多少の傷みは織り込んだうえで評価します。傷んでいるからと処分される前に一度ご相談ください。
幽霊画になぜ値段が付くのですか?
美術史の研究対象であり、収集する愛好者と展示する寺社・美術館が存在するためです。怖いという理由で処分される前にご相談ください。
査定の現場では、幽霊画は「怖いので早く手放したい」というご相談とともに持ち込まれることがほとんどです。夏の座敷に掛ける習わしがあった地域では、桐箱に納めたまま長く仕舞われていた作例も見られます。ただし画面が擦れて顔の描写が失われている軸は、値が付かないこともあります。
よくある誤解:不気味な絵だから値が付かない
幽霊画・妖怪画は描かれた数が限られ、収集の対象として一定の需要があります。江戸〜明治の肉筆であれば2万〜30万円、妖怪画・百鬼夜行図は1万〜50万円で扱われることがあり、処分される前にご確認ください。
家に置いておきたくない場合の選択肢(買取・供養・処分)
「相続で出てきたが、家に置いておきたくない」というご相談を多くいただきます。選択肢と、それぞれの手間をまとめました。
| 選択肢 | 進め方 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 買取に出す | そのままお持ちいただくか、出張で引き取ります | 無料(査定料・出張料なし) |
| 供養してから買取 | 寺社でお焚き上げ以外の供養を受けたうえで売却 | 供養料 数千円〜 |
| 寺社で供養・お焚き上げ | 受け入れ可否は寺社により異なります | 数千円〜1万円程度 |
| 自治体の分別で処分 | 軸棒と紙部分を分けて出します | ごみ処理費用のみ |
買取をご希望の場合、値が付けば整理と現金化が同時にできます。値が付かない場合も、他の品とあわせてお引き取りできることがあります。供養を先にされたい場合は、その旨をお伝えいただければ、進め方をご案内します。
処分の手順は掛軸の処分方法、相続で出てきた品の扱いは相続した掛軸の評価と税と遺品整理・生前整理で出た掛軸にまとめています。
家に置いておきたくない場合はどうすればよいですか?
買取、寺社での供養、処分の3つから選べます。当日中に持ち出してほしいというご希望にも、出張買取であれば対応できます。
円山応挙など幽霊画で知られる作家について
幽霊画といえば円山応挙の名が挙がることが多く、「足のない幽霊を最初に描いたのは応挙」という説も広く知られています。ただしこの説には諸説あり、応挙以前にも足を描かない例があるとされています。
実際のところ、応挙の名を記した幽霊画は数多く伝わっていますが、その大半は後世の写しや、応挙の名を借りた作です。ご家庭に「応挙筆」と箱書のある幽霊画がある場合も、まずは絵そのものの時代と出来で評価し、真贋の判断は現物確認を経てご説明します。
鑑定と査定は別のものです
真贋の判断(鑑定)は、作家ごとの鑑定機関や鑑定人が行うものです。当社が行うのは買取価格の算定(査定)で、真贋を最終確定するものではありません。詳しくは鑑定書・真贋の考え方をご覧ください。
応挙の作品全般については円山応挙の掛軸買取で価格帯と確認のポイントをまとめています。妖怪画では、禅画の系統で戯画的な作を残した仙厓義梵のご相談もあります。作家の一覧は取扱作家一覧と作家別の買取価格の目安からご覧いただけます。
幽霊画掛け軸の買取実績
幽霊画・妖怪画の買取実績は2万5,000円から28万円の幅に分布しています。金額を分けたのは画面の完成度と作者の特定です。お受けした幽霊画・妖怪画の例です。過去の個別の取引であり、同じ主題でも絵師と状態によって金額は変わります。
| 品物 | 状態・付属 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 江戸後期の肉筆幽霊図(絵師不明) | 時代の表装、シミ多数 | 12万円 |
| 明治期の百鬼夜行図 | 箱なし、虫食い数か所 | 7万5,000円 |
| 寺院伝来の地獄絵 六幅 | そろい、彩色は残る | 28万円 |
| 近現代作家の妖怪画 | 共箱、状態良好 | 3万2,000円 |
| 「応挙筆」と箱書のある幽霊図(後世の写し) | 本紙に折れ | 2万5,000円 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
他の事例は掛軸・書画の買取実績をご覧ください。
買取の流れと梱包・搬出の配慮
ご事情に応じて、扱い方を調整します。ご希望があればお申し込みの際にお知らせください。
- ご自宅で軸を広げてほしくない場合、箱のまま引き取り、店舗で確認して後日ご連絡する形も可能です。
- 玄関先でのお引き渡しにも対応します。
- 宅配買取であれば、箱ごと梱包して送っていただくだけで済みます。開けずにお送りいただいて構いません。
- 査定の際は白手袋を用い、必要以上に広げたままにしません。
手順
- LINEまたはメール(申込フォーム)でご連絡ください。受付は24時間です。
- 写真をお送りいただくか、箱の外観だけでも構いません。
- 出張・宅配・店頭から方法をお選びいただきます。
- 金額と根拠をご説明し、ご納得いただけた場合のみお取引に進みます。
査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。詳細は出張買取、宅配買取、買取の流れ・必要書類をご覧ください。
掛け軸の処分方法(関連情報)
幽霊画に限らず、飾らなくなった掛軸をどう手放すかは判断が難しい問題です。買取のほかにも、寺社での供養、親族への譲渡、自治体の分別に従った処分といった選択肢があります。
それぞれの手順と費用の目安、寺社に相談する際の伝え方は掛軸の処分方法にまとめました。当面は保管したいという場合の方法は掛軸のしまい方・保管方法をご覧ください。桐箱に入れ、湿気を避けて年に一度風を通すだけでも状態はかなり保てます。
ほかの種類は掛軸の買取品目一覧から確認できます。作家別は円山応挙の掛軸買取、処分の選択肢は掛軸の処分方法をご覧ください。
よくあるご質問
幽霊画の掛け軸に価値はありますか
画題として一定の需要があり、目安は江戸期の著名絵師による幽霊図の真筆が30万〜数百万円、江戸〜明治の肉筆幽霊図(絵師不明)が2万〜30万円、妖怪画・百鬼夜行図が1万〜50万円、寺院伝来の地獄絵・六道絵が3万〜40万円、近現代作家の幽霊画が5,000〜10万円、印刷・複製の幽霊図が0〜3,000円です。実績では江戸後期の肉筆幽霊図(絵師不明、シミ多数)が12万円でした。
幽霊画はどこを見て評価するのですか
画面の完成度と作者の特定です。図像が典型的で描き込みが多く、迫力のある作は評価が上がります。加えて時代の表装が残るか、極め箱があるか、揃いで残るかも判断材料です。実績では明治期の百鬼夜行図(箱なし、虫食い数か所)が7万5,000円、寺院伝来の地獄絵六幅(そろい、彩色は残る)が28万円でした。
家に置いておきたくない場合はどうすればよいですか
買取、寺社での供養、処分の3つから選べます。買取は査定料・出張料がかからず、寺社での供養は数千円〜1万円程度が目安ですが、受け入れ可否は寺社により異なります。当日中に持ち出してほしいというご希望にも、出張買取であれば対応できます。手放し方の比較は掛軸の処分方法にまとめています。
値段が付かない幽霊画はどうなりますか
印刷・複製の幽霊図は0〜3,000円で、値が付かない場合は正直にお伝えします。そのうえで、寺社での供養やお焚き上げ、処分の方法をご案内します。買い取れない品を無理に引き受けることはしません。値の付く軸と混在している場合は、値の付く分だけをお譲りいただき、残りの扱いをご相談いただくことも可能です。
円山応挙の幽霊画は扱っていますか
扱っています。応挙は写生に基づく動植物画とあわせて、足のない幽霊図で知られる絵師です。円山派の門人も多く、落款・印章・絹地を確認して判断します。実績では「応挙筆」と箱書のある幽霊図(後世の写し、本紙に折れ)が2万5,000円でした。作家ごとの査定の要点は円山応挙の掛軸買取をご覧ください。
シミの多い幽霊画でも査定してもらえますか
そのままの状態で拝見します。幽霊画は保管状態がよくないまま伝わることが多く、シミや虫食いのある品も少なくありません。実績ではシミ多数の江戸後期の肉筆幽霊図が12万円でした。画題の性質上、多少の傷みがあっても評価の対象になることがあります。水拭きや漂白剤の使用は評価を下げますので、手を入れずにご相談ください。
開かずに査定を依頼することはできますか
写真での一次確認から始められます。掛けずに、巻いた状態の外観と桐箱の蓋の表裏を撮ってお送りいただければ、時代と種類の見当をお伝えできます。そのうえで現物を拝見する際は、こちらで広げますのでご覧いただく必要はありません。梱包や搬出の際も、目に触れないよう包んで運び出すといった配慮が可能です。
幽霊画の買取はどう申し込めばよいですか
LINEまたはメール(申込フォーム)でご連絡ください。受付は24時間です。査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。当日中の引き取りをご希望の場合はその旨をお知らせください。ご自宅に伺って買い取る場合は特定商取引法の訪問購入にあたり、8日間のクーリング・オフの対象で、この期間は物品の引渡しを拒むこともできます。