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花鳥画掛け軸の買取|四季花鳥・鶴・松竹梅の掛け軸を査定
花鳥画とは、花と鳥を組み合わせて四季の情景を表す画題で、床の間の掛軸で最も数の多い分野です。花鳥画の掛軸は、作家の特定と絵絹の状態で評価が分かれます。鶴・松竹梅・四季花鳥といった縁起物の画題は床の間で使いやすく需要が安定しており、対幅・三幅対はそろいで拝見します。

花鳥画掛け軸の買取対応品目
このページの要点
- 花鳥画掛軸は床の間で最も数の多い分野で、作家の特定と絵絹の状態で評価が分かれます。
- 価格帯:贈答用の量産品・印刷0〜2,000円/無落款・作者不明の肉筆1,000〜2万円/地方画壇・郷土作家3,000〜3万円/院展・日展系の中堅作家1万〜20万円/江戸期の流派絵師5万〜80万円/近代日本画の大家20万〜200万円(真筆・状態並以上の場合)。
- 需要のある画題:鶴、松竹梅、四季花鳥といった縁起物は床の間で使いやすく、需要が安定しています。
- そろいの扱い:対幅・三幅対はそろいで拝見し、揃っていることが加点になります。
- 実績例:江戸期絵師の四季花鳥図 四幅対(そろい)52万円、近代日本画家の松に鶴(絹本彩色・共箱)36万円という取引例があります。
花と鳥、あるいは草木と生き物を組み合わせて描いた軸装作品を対象としています。彩色・墨画のいずれも扱います。
- 四季花鳥図。春夏秋冬の花と鳥を四幅、あるいは一幅にまとめたもの。
- 鶴、孔雀、鷹、雀、鶏など鳥を主題としたもの。
- 松竹梅、牡丹、菊、蓮、藤など花木を主題としたもの。
- 鯉、金魚、亀など水中の生き物。滝と鯉を組み合わせた登龍門の図。
- 草虫図。蟷螂、蜻蛉、蝶などを草花とともに描いたもの。
- 対幅・三幅対でひと組になっているもの。
- 南画・文人画系の花卉図、四君子(蘭竹梅菊)。
花鳥画の買取価格帯の目安
花鳥画は点数の多い画題ですので、作家が特定できるかどうかが金額の分かれ目になります。
| 区分 | 買取価格帯の目安 | 上限側に振れる条件 |
|---|---|---|
| 近代日本画の大家(真筆) | 20万〜200万円 | 代表画題、共箱、絹本彩色 |
| 江戸期の流派絵師(真筆) | 5万〜80万円 | 極め箱、大幅、三幅対でそろう |
| 院展・日展系の中堅作家 | 1万〜20万円 | 共箱、丁寧な彩色 |
| 地方画壇・郷土作家 | 3,000〜3万円 | 地元での知名度、作行き |
| 無落款・作者不明の肉筆 | 1,000〜2万円 | 時代がある、絹本で状態良好 |
| 贈答用の量産品・印刷 | 0〜2,000円 | 表装が実用に耐える状態 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
作家が分かる場合は作家別 掛軸買取価格一覧もあわせてご確認ください。
画題別の需要(鶴・孔雀・四季花鳥・鯉など)
花鳥画は「掛ける場面」がはっきりしている画題ほど需要が安定します。おおまかな傾向をまとめました。
| 画題 | 掛ける場面 | 需要の傾向 |
|---|---|---|
| 鶴(松に鶴・双鶴) | 正月、慶事、長寿の祝い | 安定。定番の吉祥画題 |
| 松竹梅 | 正月、慶事全般 | 安定。点数も多い |
| 四季花鳥(四幅対) | 通年、床の間の掛け替え | そろいであれば評価しやすい |
| 鯉(滝登り) | 端午の節句、立身出世の祈願 | 季節が限られるが需要はある |
| 孔雀・鷹 | 床の間の主飾り | 大幅で作行きがよければ評価が上がる |
| 牡丹・芍薬 | 春、慶事 | 彩色の残り具合が効きます |
| 草虫図 | 夏〜秋 | 細密な描写であれば評価されます |
ただし画題の需要は、作家の格に比べれば影響が小さい要素です。定番の画題でなくても、作家が特定できれば十分な評価になります。
花鳥画はどの画題が売れやすいですか?
鶴、孔雀、四季花鳥、鯉です。慶事に掛ける画題は買い手の幅が広く、需要が安定しています。
よくある誤解:三幅のうち1本だけでも同じ割合で値が付く
三幅対は3本そろって一組として評価されるため、1本欠けると合計額は3分の1より大きく下がります。揃っているかどうかは確認のうえ、欠けている場合もその前提で金額をお伝えします。
評価を左右する要素(作者・彩色・絹本紙本・状態)
花鳥画で金額を決めるのは次の要素です。上から順に影響が大きいものです。
- 作者の格。落款・印章・共箱から誰の作かが確定できるか。これが最も大きく効きます。
- 肉筆か複製か。斜めから光を当て、絵具の盛り上がりを確認します。花びらの胡粉や葉の緑青は厚く乗るため、判断しやすい部分です。
- 絹本か紙本か。絹に描かれた彩色画は手間がかかり、本画として扱われます。紙本の墨戯や席画より高く評価される傾向があります。絹は織り目が見え、光にかざすと透けます。
- 彩色の質と残り。群青・緑青・朱の発色が保たれているか、剥落が進んでいないか。
- 形式。三幅対・四幅対でそろっているか。欠けていると評価が下がります。
- 状態。絹本は折れに沿って絵具が落ちやすく、裂けも生じます。画面中央の傷みは大きく響きます。
状態の影響度は掛軸の査定基準、肉筆と複製の判別は肉筆掛軸買取で詳しく説明しています。
絹本にシミがあると花鳥画は売れませんか?
売れます。ただし絵の中心にシミが及ぶと減額が大きく、絹が裂けて彩色が失われている作品では値が付かないこともあります。
花鳥画掛け軸の買取実績
花鳥画掛軸の買取実績は6,000円から52万円の幅に分布しています。金額を分けたのは作家の特定と絵絹の状態です。お受けした花鳥画掛軸の例です。過去の個別の取引であり、同じ画題でも作家と状態によって金額は変わります。
| 品物 | 状態・付属 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 近代日本画家の松に鶴(絹本彩色) | 共箱、状態良好 | 36万円 |
| 江戸期絵師の四季花鳥図 四幅対 | そろい、虫食い数か所 | 52万円 |
| 院展系作家の牡丹図 | 共箱、天地にシミ | 4万8,000円 |
| 地方画壇作家の鯉の滝登り | 箱なし、折れあり | 6,000円 |
| 無落款の江戸期草虫図 | 時代の表装、絹に裂けあり | 1万4,000円 |
掲載価格について
市場動向・作品の状態により変動します。掲載価格は過去の取引をもとにした目安であり、買取価格を保証するものではありません。
他の事例は掛軸・書画の買取実績をご覧ください。
買取の流れと双幅・三幅対の扱い
花鳥画は複数幅でひと組になっている作品が多く、そろっているかどうかで扱いが変わります。
そろいの場合
三幅対・四幅対がそろっていれば、単独の合計より高く評価できることが多くあります。桐箱が一つに三本収まっている場合、そのままお出しください。
一幅だけの場合
買取できます。ただし本来組であったものが欠けている場合、評価は控えめになります。残りの幅が別の場所にある可能性があれば、探してから出されるほうが有利です。
手順
- LINEまたはメール(申込フォーム)でご連絡ください。受付は24時間です。
- 全体・落款・箱書・傷み部分の写真をお送りください。対幅は各幅を撮影してください。
- 店頭・出張・宅配のいずれかで現物を拝見します。
- 金額と根拠をご説明し、ご納得いただけた場合のみお取引に進みます。
査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。詳細は買取の流れ・必要書類と掛軸の買取方法4種類の比較をご覧ください。
日本画掛け軸・作家別ページのご案内
花鳥画は日本画の一分野ですので、作家が特定できた場合は日本画掛軸としての相場が適用されます。全体像は日本画掛軸買取をご覧ください。額装の花鳥画は日本画買取で扱います。
花鳥画で評価の高い作家としては、鮎や田園の風景で知られる川合玉堂、動物や鳥の写生に優れた竹内栖鳳、名古屋の文人画家で花鳥図を得意とした山本梅逸、鶏の細密描写で知られる伊藤若冲などのご相談が多くあります。
作家の一覧は取扱作家一覧と作家別の買取価格の目安、価格の目安は作家別 掛軸買取価格一覧からご確認いただけます。
対応エリアと無料査定
全国41店舗と出張・宅配で対応しています。花鳥画は点数がまとまって出てくることが多く、四幅対や、季節ごとの掛け替え用に何本もお持ちの家も珍しくありません。数が多い場合は出張が向きます。
受付は24時間、LINEまたはメール(申込フォーム)で承ります。査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。買取の際は古物営業法にもとづく本人確認として、運転免許証などのご提示をお願いします。
ご自宅に伺って買い取る場合は特定商取引法の訪問購入にあたり、8日間のクーリング・オフと、その期間中の物品引渡しを拒む権利があります。詳しくは古物営業法に基づく表示をご確認ください。お住まいの地域の窓口は対応エリア・全国41店舗、お申し込みは無料査定お申し込みからどうぞ。
ほかの種類は掛軸の買取品目一覧から確認できます。関連する品目は日本画掛軸買取、山水画掛軸買取、作家別は川合玉堂の掛軸買取をご覧ください。
よくあるご質問
花鳥画の掛け軸はいくらで買い取ってもらえますか
目安は、近代日本画の大家の真筆が20万〜200万円、江戸期の流派絵師の真筆が5万〜80万円、院展・日展系の中堅作家が1万〜20万円、地方画壇・郷土作家が3,000〜3万円、無落款・作者不明の肉筆が1,000〜2万円、贈答用の量産品・印刷が0〜2,000円です。実績では江戸期絵師の四季花鳥図四幅対(そろい、虫食い数か所)が52万円、近代日本画家の松に鶴が36万円でした。
どんな画題の花鳥画に需要がありますか
鶴、孔雀、四季花鳥、鯉、松竹梅といった縁起物の画題は昔から需要が安定しており、上限側に振れやすくなります。正月、桃の節句、端午の節句など行事に対応する画題は、その時期に向けた引き合いがあります。一方、モチーフが特殊で飾る場面を選ぶものは、良作でも買い手を探すのに時間がかかり、評価は控えめになります。
花鳥画の評価は何で決まりますか
作家の特定と絵絹の状態が中心です。加えて彩色の質、絹本か紙本か、共箱の有無、対幅や三幅対でそろうかが評価に加わります。絹は経年で脆くなり、裂けや破れが出やすいため、絵絹の傷み具合は金額に直結します。実績では無落款の江戸期草虫図(時代の表装、絹に裂けあり)が1万4,000円、地方画壇作家の鯉の滝登り(箱なし、折れあり)が6,000円でした。
対幅や三幅対はそろっていないと不利ですか
そろっていれば評価は上がりますが、一幅でもお受けします。江戸期の流派絵師の作は三幅対でそろい極め箱があると上限側に振れ、実績では四季花鳥図四幅対(そろい)が52万円でした。一幅を紛失している場合は減額の対象になりますが、査定はお受けしますので、残っている分だけでもご相談ください。
何本もある花鳥画をまとめて見てもらえますか
まとめて拝見します。花鳥画は点数がまとまって出てくることが多く、四幅対や、季節ごとの掛け替え用に何本もお持ちの家も珍しくありません。数が多い場合は出張が向き、押入れや蔵に入ったままでもこちらで取り出します。選別は不要で、複製が混ざっていても構いません。
贈答用の花鳥画にも値段は付きますか
量産品や印刷の贈答用は0〜2,000円で、表装が実用に耐える状態であれば値が付くことがあります。10倍程度のルーペで淡い色の部分を見て、規則正しい網点が見えれば印刷です。値が付かない場合は正直にお伝えします。限定摺の木版など例外はあり、判断は木版画・複製掛軸買取で解説しています。
作家が分からない花鳥画でも査定してもらえますか
お受けします。無落款・作者不明の肉筆は1,000〜2万円が目安で、時代があり絹本で状態がよければ評価の対象です。落款・印章・箱書の3か所から作家をたどりますので、判読は不要です。掛軸形式の日本画全般の見方は日本画掛軸買取、作家別の価格帯は作家別 掛軸買取価格一覧をご覧ください。
花鳥画の買取はどこまで対応していますか
全国41店舗と出張・宅配で対応しています。受付は24時間、LINEまたはメール(申込フォーム)で承り、査定料・出張料・宅配送料・キャンセル料はいただきません。買取の際は古物営業法にもとづく本人確認として、運転免許証などのご提示をお願いします。ご自宅に伺って買い取る場合は8日間のクーリング・オフの対象です。窓口は対応エリア・全国41店舗をご覧ください。